不動産は魅力があり、たくさんのメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
これからマンションを購入しようと考えている人にとって、メリットを知るよりも、このデメリットを知ることの方が大切だと思います。
マンションを購入する予定の方のために、デメリットを紹介します。
月々の支払いが大変
マンションのデメリットとして最も知られていて、最も大変なのが修繕積立費です。
この修繕積立費というのは、読んで字の如く、マンションの修繕費を積み立てるという費用のことです。
マンションはどんなに頑丈に作られていても、年数が経てば劣化します。
外壁はもちろん、廊下やエントランス(玄関)も古くなれば、直さなければいけません。
壊れたりしたら、将来は大変なことになるかもしれないからです。
そういった劣化した部分を直すために使われる必要が修繕積立費です。
一般的には、10数年に一度行われる大規模な修繕工事(外壁塗装など)に使われます。
購入したのは部屋だから廊下やエントランスは関係ない、と思う人もいるかもしれませんが、実際にはこの部分もマンションの住人にとっては共有部分と呼ばれ、住んでいる住民が責任を負うことになります。
これはマンションを購入する時点で、契約上決められていることでもあり、この修繕積立費を払わなければ、他の住人から訴えられる可能性があります。
賃貸であれば、この修繕積立費はオーナーが支払うものになりますので気にする必要はありませんが、購入することになれば必ず支払うことになります。
「中古マンションを購入するまでの軌跡 第1話」でもお話しした、マンション購入のチラシに「月々〇万円から」というのは、あくまでマンション自体の価格になり、これはローンを組んだ際にかかる金額です。
これにはカラクリがあると説明しましたが、そのカラクリというのが、この月々の金額に修繕積立費が含まれていない、という点です。
そのためマンションのチラシを見て、これくらいであれば安いと思ったとしても、実際に毎月支払う金額は、それよりも高くなります。
つまりマンションを購入する際には、この月々〇万円に修繕積立費が毎月プラスされることになるということです。
さらに言えば、月々の金額には管理費という金額もプラスされます。
こちらは一般的に、管理会社や管理人に支払われることになるものです。
管理人の賃金や、マンションの共有部分の電気代や備品などに使われます。
例えば、マンション購入のローンが月々7万円の30年払いだったとします。
さらに修繕積立費が月々2万5千円、管理費が月々5千円くらいだとします。
不動産屋が配る新築マンションのチラシには、「月々7万円で手に入る」等と書かれています。
しかし、実際に購入した後に支払う金額は、月々に「70,000円+25,000円+5,000円」になり、合計で「100,000円」です。
もし、このマンションを購入するときには、月々に10万円かかるということになるのです。
不動産屋の配るチラシには、この修繕積立費や管理費の金額は記載されていませんし、隅の方に小さい文字で「注意書き」程度に書かれているくらいです。
そのため、ローンの支払いだけを目安にマンションを購入すると、後の支払いで苦労をすることになるかもしれません。
近隣との音声トラブル
近隣住民とのトラブルも、よく聞くデメリットではないでしょうか。
このトラブルは、マンションに限られた話ではなく、一戸建て住宅にも起こりえる問題です。
最も大きなトラブルとして考えられるのは、音に関することではないでしょうか。
昔から音声トラブルが原因となって、刑事事件などが発生した事例などもあります。
この近隣とのトラブルは、住宅に住んでいる限りは外すことのできない大きな問題です。
特に不動産の購入になると、無視することはできません。
賃貸であれば、近隣とのトラブルが発生したら引っ越せば済みますが、購入になるとそうはいきません。
トラブルが起きないに越したことはありませんが、こればかりは住んでみなければ解かりません。
住み始めた時は何も問題がなくても、後に引っ越してきた人とトラブルになるということも考えられます。
マンションは集合住宅ですので、上下左右の部屋に住んでいる人とトラブルになると、非常に大変です。
足音一つ立てるだけでも問題になることもありますし、話し声やテレビの音声、シャワーなどの生活音でも問題が発生するかもしれません。
一応の問題解決方法として、マンションには管理組合や管理会社が仲介に入ってくれますし、最近のマンションは防音がしっかりしているため、音によるトラブルは起こりにくくなっています。
昔の集合住宅のイメージが強いことから、マンションは音声トラブルが多く、デメリットと感じている人もいると思います。
しかし実際には、一戸建て住宅とほとんど変わらないと思われ、上記の防音設備や管理組合のおかげで、トラブルを未然に防げる可能性があります。
